「練習・練習」

久しぶりに銀座の床屋さんが遊びに(かかりに)来てくれました。
今度は、違う新人の子を連れてきてくれました。
そういえば、床屋でひげを剃られながら見ていたときは、かかりそうだなーという印象を持っていましたが、とりあえず被験性をテストします。

実際、かかりやすいかどうかはかけてみないとまだよく分からないのです。
なんとなく、特に理由はないけどかかりやすそうだかかりにくそうだという感じはなんとなくありますが。

最初の被験性がいいから深くかかるかと言うとそうでもないこともあります。
かかりやすいにくいとはどこに答えがあるのでしょうかね?
住んでいる地域性が出るのか、家族や学校・会社等の環境特性みたいなものがあるのか、その人個人の性格か、それともその日の気分なのか、はたまた私との相性か?
うーん、そのうち分かるだろう。ということで続きを行きます。

その子も非常に良い反応を示してくれました。行けそうな感じです。
まずは、二人とも仕事上がりなので疲れをとってあげることにしました。
かかりさえすれば、肩こり、頭痛の類はなくしたり軽くしたりすることが出来ます。

まずは、私の手のひらを見せて、
「私の手のひらをじっと見つめて」相手の前に手をかざします。

しばらく見つめさせ集中し始めたなと感じた頃に、
「だんだんまぶたが重くなってきます」
「目をあけているのがつらくなります」
「私の手といっしょにゆっくり目を閉じます」
と言ってゆっくり手を下ろします。

さあ〜、これからは暗示の連打です。
まずは、気持ちよくなってもらいましょう。
疲れを取るためにまず体をリラックスさせます。

「体の力がだんだん抜けていきます」
「体がぽかぽかと暖かくなってきます」
「首の疲れがサラサラと砂のように取れていきます」
「腕の疲れも腰の疲れも、サラサラと抜けていきます」
「全身の力が抜けて、体はぽかぽかと暖かいですよ」
「全身の疲れも取れてきました」
「すっかり良い気分です」
「今日あった悪いことも嫌なことも、頭からサラサラとなくなります」
「体はとても軽く、ぽかぽかと暖かく、とってもリラックスしてますよ」
「3つ数えると、今日の疲れが取れて、きもちいい気分で目がさめますよ」
「1・2・3、はい」といった感じです。

これが、私が得意?な暗示です。
二人に順番にかけました。

二人とも十分リラックスできた感じです。
感想を聞くと

「いや、ぽかぽかと暖かくてふわふわした感じで気持ち良いですよ」
とその表情もやわらいでいてくつろげている様子でした。


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