さて、話を戻しましょう。
始めの一人が、かかったほうが信用や安心を生みやすいからです。
Mariさんからやってみることにしました。
まず、立ってもらい、深呼吸をして目をつぶって、イメージを伝えます。
見習い「男性はイメージできましたか?」
かなりの大失敗でした。うーん、ここまで被験性が低いのは、今まであったとがない凄い反応のなさだ。
でも、気を取り直して、Sanaさんに挑戦します。
そのとき、くすっと少し笑ったのがわかった。
見習い「男性はイメージできましたか?」
こんなときは、笑ってごまかすしかないでしょう。
不安感を拭いされなかったか、またはほかにかかりたくない理由があるのか、そのときは私には理由はわからなかったが、明らかな失敗だった。
ま、こんなこともあるさ。
がんばれ、見習い催眠術師。
<< 注 意 >>
ここには失敗があまり載ってませんが、多すぎるため代表的な失敗しか書いてません。
人にかけ方を教えるページではないので、ごめんなさいね。
MariさんとSanaさんの二人のどちらからかけるか、実はこのあたりも成功するか失敗するかの大きな要因になります。
それによりラポールを高め不安要素もなくすことができます。
説明するよりは、実際に目の前で見せるほうが、説得力がありますからね。
理由は、信じてなさそうで手ごわそうだったから、Mariさんに被験性が見られれば、それをみたSanaさんは間違いなくより深くかかると考えたからです。
信じていないほうがかかりやすい、と言われていることもあるので、試してみることにしました。
「3・2・1、男性があなたの肩を後ろに強く引っ張ります」
何も起こりません。まったくね。
Mari 「よくわからない」
見習い「引っ張られた感じはしませんでしたか?」
Mari 「え、勝手に動くんじゃないの?」
見習い「 ・・・ 」(失敗だ!人の話を聞いてるのって感じだ?)
これは、次もだめかもしれないぞ・・・
「こっちに立ってください」
「深呼吸を3回ゆっくりして」(私も合わせて深呼吸・・・落ち着けよ)
「ゆっくり目をつぶって」
「今からあなたに簡単なイメージを与えますから、しっかりとイメージを作ってください」
「あなたの後ろに、男性が立ってます」
「その男性が、あなたの肩を強くつかんでいます」
「3つ数えます」
「3つ数えるとその男性が、あなたを強く後ろに引っ張ります」
「引っ張りますよ、いいですか」
「3・2・1、男性があなたの肩を後ろに強く引っ張ります」
あっ、失敗だなとすぐわかりました。
もちろん、被験性は現れませんでした。
Sana 「作れなかった」
見習い「どうやら二人ともだめみたい、ごめんね」
感じとしては、被験性が低いのではなく、完全なラポール失敗と言った感じでした。
私がどこかで失敗しているのは間違いなかった。
被験性のテストで失敗すると感想を聞いてもなかなか本当のところはわかりづらい。
今まで連続失敗がなかっただけでも不思議なくらいなんだから・・・
しかし、説明の仕方が悪かったのか、私を怪しく思えたのか、雰囲気やタイミングが悪かったのか、友達を気にしたのかいずれにしろまだまだ未熟だなと実感しました。
上に書いた被験性の確認方法は、大分重要な部分を削って書いてあるので、これだけではかなり被験性が高い人にしか、かからないと思いますのでご注意ください。
まったくかからない、かかりが浅い例は沢山あります。
誤解しないように!見習いですから・・・
同じようにやったのに、何人やってもだめだと苦情を言わないように!
そのうち「見習い 催眠術講座」でも開きますかね。
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