「催眠術って・・・」

催眠誘導で、やっぱり難しいのは初期の誘導と深化のさせ方かな。
催眠術の本を本屋で探すと、実にさまざまな本があるではありませんか。

難しそうなやつから、小学生も読めそうな本まで、探せばいろいろあるんですねこれが。
しかし、いろんな本を立ち読みした感じでは、かけ方自体はどうやらある程度の基本?が存在しているようです。

要するに、どれをとって見ても大体、同じかけ方のような気がします。
どうやら、ある程度覚えたら、後は自分で経験を元に練習をして行くほかなさそうな感じです。

受験の参考書といっしょで、近道を探そうと必死で良い参考書?を探そうとしても、そんなに都合のよいものは見つからないらしい。

心理面や精神面を理解しないと、上手に誘導したり、相手の力になるのはどうやら難しいように感じられます。
だって、相手の腕や体をを動かなくしても、面白いだけで役には立ちませんよね。
そのとき、ほかの人に笑われれば、次はかかりたくないと思うのが普通でしょう。

でも逆に、肩などのコリを和らげたり、体を暖めたり、頭痛や生理痛を押さえられれば役に立つし喜ばれますよね。
同じ筋力支配に関する暗示でも、与える方向さえよければ、楽しくて喜ばれるものになる んじゃないかなと考えています。

実際、肩こりや頭痛・生理痛ぐらいなら、被験性さえあれば、今の私になら何とかしてあげられますから。
ほんの一時ですが、好きな夢を見させてあげることも、出来るようになりました。

どうせなら、怪しまれたり、怖がられたりするよりも、好かれたいと思うのが自然だと思うし、最近は特に心の悩みを抱える人が増えたような気がします。

自分の友達で困っている人がいれば力になりたいとも思います。
催眠誘導を覚えたことで、今まで出来なかったことや気がつけなかったことも、多少分かったこともありました。

「配慮と思いやり」これが結構むずかしのです。
被験者に何の配慮もせず、思いやりのない行動をとろうとすれば、必ず失敗します。

これを読み取るのが、現在の一番の課題になってます。
なぜ、かかりたくないの?どうしてかかりたいの?ではどうすればいいのか。

人の心を読むことは容易ではありません。
常に察してあげようとしなければ、いつまでたっても分かってあげられないでしょう。

分かっているのに、忘れてしまったり、見過ごしたり失敗ばかりです。
これでは、いつまでたっても「見習い催眠術師」のままですね。

困ったもんです。
「配慮と思いやり」がもっと上手に出来たなら、誘導も暗示ももっと上手になるでしょう。
たぶんね。
最近、こんなことを考えてました。


home

All Right Reserved, Copyright (c) 1999 shinichi