「揺れないよ2」

なかなか、いいペースで催眠誘導の練習ができてます。
週に3〜6人は、練習できてるかなー

被験者の皆さんありがとう。練習になります。
今回もお忙しい中、友達が2人やってきてくれました。
被験性もよく、順調に行きそうです。

いい被験者?が多くなってきたせいか、このごろ失敗が少なくなりました。
とはいえ、まだまだですよ。

二人のうち、かかりの良さそうな方を、先に深化させて行くことにします。
3つ数えます
3つ数えると電車に乗ります

今日は仕事が忙しく、とても疲れていますよ
3つ数えぞえます
3・2・1、電車に乗ります

電車に乗ると、席には誰も座ってません
とても疲れているので、座ります
席の真中に座りましょう

前回、はじっこに座って揺れなかったから、今度は真中に座らせました。
これなら、揺れちゃうでしょう。
誰も座ってない、真中の席ですからね。

電車が出発します
出発すると、電車が揺れ始めます
電車の揺れに合わせて、あなたの体も揺れ始めます

電車が出発しましたよ
体が、左右に揺れ始めます

普通は、これで左右に揺れ始めます。
しかし、事件は起こりました。
なんと、またしても揺れないのです。

誰も乗ってない、ガラガラの電車の真中の席なのに・・・。
なぜだー、どうしてなんだー、絶対かかってるのにー
こんなに反応があるのに、どうして揺れないのだろう?

仕方がない。とりあえず続けよう。

3つ数えます
3つ数えると、前後に揺れます
3・2・1、前後に揺れます
少しずつ、少しずつ、大きく揺れてきます

揺れてる・・・。
ちゃんと前後に揺れるじゃないか?

とりあえず、深化を進めます。
体の力が、だんだん抜けていきます
どんどん、リラックスしていきます

いったん目を覚まします
3つ数えます
3つ数えたら、目がさめます
起きますよ
1・2・3、起きてー

見習い「どうでした?全部覚えてる?」
被験者「はい、ずっと聞こえてました」
見習い「電車のイメージは出来ましたか?」
被験者「はい」
被験者「でも私が乗ってる電車は、座席の中に手すりが付いていて、それによっかかるので揺れなかった」

見習い「えっ、手すりの棒が、席の中についてるの?」
被験者「はい、2本出てます」
見習い「ど、道理でかかりが深いのに、揺れないわけだ」

どうやら、かかりは深く、イメージもしっかり出来ていたみたいです。
ゆえに、体は揺れなかったのです。
まったく、かってにいろんな電車を作るんじゃないっての!
手すりつけるなら連絡してほしいよ、まったく。(誰に、言ってんだ?)

イメージがしっかり出来ているほど、そのイメージには逆らえないようです。
でも、席の端にしても真中の手すりにしても、反対側になら揺れてもよさそうなもんだけどなー?
不思議だね。
今度、揺れない人が居たら聞いてみよっと。


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