「ついに挑戦 年齢退行」

テレビでよく見る年齢退行。
簡単に言うと、深層催眠にかけて年齢を下げて行き、過去の自分の記憶を思い出したり、現在の精神的なストレスの原因を探ったりするのに使う方法です。
見習いは師匠より、「年齢退行は、気を付けて行わなければ駄目だと」言われていたので、相手が望まければやることもないので、今までやってみる機会がありませんでした。

今回、被験者に名乗りをあげてくれた方が、これまた何をかけてもいいんですと言うなんて勇気あるチャレンジャーだったのです。
そして、彼がとってもかかりやすかったのです。
一通り練習し終わった後、何かリクエストはありませんかと聞いたところ、「先端恐怖症」を治してほしいのと年齢退行や前世までやってみたいとのこと・・・
なんて、難しい注文なんでしょう。
とりあえず、先端恐怖症がいつ頃発症?したのかを年齢退行で知らべてみることで、納得してもらい、催眠誘導を始めます。

しかし、始めての年齢退行です。
しかも、いつ頃に原因があるかもわかりません。
やっぱり、トラウマの治療は見習いにはまだ早いな
という訳で、いきなり暗示の内容を変更いたしました。

3つ数える
3つ数えると、あなたのその年の一番楽しい時・うれしい時に戻ります
3・2・1・あなたは20歳です

見習い:今どこにいますか?
挑戦者:学校にいる
見習い:誰かいますか?
挑戦者:先輩
見習い:何をしていますか?
挑戦者:なんか楽しそうに遊んでる

長くなるので、飛ばします。
でも、誕生日などのお祝い行事ごとが好きなことは間違いないですね。

3・2・1・あなたは6歳です

見習い:今どこにいますか?
挑戦者:前の方に並んでる
見習い:誰かいますか?
挑戦者:横にお母さんがいる
見習い:何をしていますか?
挑戦者:入学式

小学校の入学式ですね。
前の方に並んでるってことは、そのころは背が小さかったんですね。

3・2・1・あなたは3歳です

見習い:今どこにいますか?
挑戦者:?(分からないらしい)
見習い:誰かいますか?
挑戦者:おじいちゃんがいる、両親もいる
見習い:何をしていますか?
挑戦者:千歳飴を持ってる

おおー、これはまさしく七五三じゃないですか。
どこにいるのか知らないけれど、千歳飴は知っている。

3・2・1・あなたは2歳です

見習い:今どこにいますか?
挑戦者:誕生日をやっている
見習い:誰かいますか?
挑戦者:両親
見習い:何をしていますか?
挑戦者:ロウソク2本ケーキに立ってる、自分が指を2本立ててる

とってもうれしそうに言ってました。
指を2本立ててるのは、ほほ笑ましい雰囲気がこちらにも伝わってきます。

3・2・1・あなたは1歳です

見習い:今どこにいますか?
挑戦者:天井が見える
見習い:誰かいますか?
挑戦者:上から何か吊ってあって、回っている
見習い:何をしていますか?
挑戦者:・・・

どうやら、ベッドに寝かされているようですね。
1歳ではこれが一番楽しかったことなのかな?
かかりも深いし、安定しているので更に進んでみましょう。

3・2・1・あなたは、お母さんのお腹の中です

見習い:今どこにいますか?
挑戦者:どこにいるか判らない
見習い:誰かいますか?
挑戦者:何も見えない
見習い:何をしていますか?
挑戦者:クラシックが聞こえる

お母さんは、子供のためにクラシックを聞いていたのかな?
お腹の中の楽しいことは、クラシック鑑賞とは、なんと優雅な・・・

突然ですが、前世に行ってみましょう。
付き添いの友達たちも熱い眼差しで見つめています。

見習い:今どこにいますか?
挑戦者:桜が咲いている
見習い:誰かいますか?
挑戦者:みんな通りを歩いてる
見習い:何をしていますか?
挑戦者:歩いてる
見習い:あなたは誰ですか?
挑戦者:サムライ

前世は、お侍さんのようです!
すごい・すごい

見習い:今何歳ですか?
挑戦者:よくわからない・40歳ぐらいかも?

3・2・1・あなたは、20歳になります

見習い:今どこにいますか?
挑戦者:橋のそば
見習い:誰かいますか?
挑戦者:みんな歩いてる
見習い:何をしていますか?
挑戦者:つぼを売ってる

つぼ?なぜお侍さまが壷を?

見習い:お侍さんの仕事は何ですか?
挑戦者:浪人・・・壷を売ってる

いつの時代もリストラ?ですね・・・
更に前世があるのかやってみましたが、記憶?は浪人時代まででした。
前世が、人でよかった。
しかし、本当の記憶なのかは見習にはよくわかりませんが、不思議ですね。
でも、子供のころの記憶がよみがえってうれしそうだった顔がとても印象的でした。


home

All Right Reserved, Copyright (c) 1999 shinichi