「練習会・再び」

久々でしたが、師匠の講習会を東京で開くことになり、そのお手伝いさせていただいた話をしましょう。

その日は、師匠と被験者1人、受講生4人が練習に来ました。
まずは、師匠が被験者相手に被験性のテストを見せます。
早速、受講者の方々が順番に、被験者相手に練習します。

その間に、師匠から近づき方・立ち位置・パスの取り方・手の位置など細かなアドバイスを理由も付けて教えてもらってます。
見習いは部屋の後ろから、(そうそう)そうだった、と思い出すようにうなずいていました。

これひとつ取っても、違和感なくスムーズにできれば、かなり被験性を高められるのでしょう。
被験者にもいろいろいます。

その時の状況もさまざまです。 いつでも、どこでも、誰にでもスムーズに接して行くのには、練習しかありませんね。

被験者の女性も、5人に交互にかけられれば、さすがに疲れてしまうので、受講者同士で練習することになりました。

さいみん日記の最初にも書きましたが、みんな勉強してきてる。
セリフは入れてきているのに、緊張のあまり、ぎこちなくなってしまっています。
ま、見習いの場合は、それ以前の問題でしたけど・・・

しかし、驚いたのは、かける方(施術者)もかかる方(被験者)も緊張しているにもかかわらず、どう見てもかかってるんです。
施術者も被験者も、その緊張のあまり気づいていないけど、かかってます。
もちろん、始めて?の施術を、師匠の前で、しかも初対面の人にかけるわけですから、緊張します。

でも、4人ともちゃんとかけてましたから、びっくりしました。
被験性の高い人が、4人も集まるとは、1日の講習としてはかなり勉強できたのではないでしょうか。
首をかしげながら暗示を続ける受講生に、つい、「もう、かかってるよ」とささやかずにはいられませんでした。

緊張すると、被験者の反応を見過ごしてしまうのが、良く分かりました。
きっと、見習いもいまだに見過ごしていることが、あるに違いありません。
失敗した時や誘導が浅い時は、被験者からのサインを見過ごしていたり、誘導のタイミングがずれていたりしているに、気が付けないでいるんだなと感じました。
人が施術するのを見るのも、勉強になります。

テキストの内容も、見習いが受けた時とは、変わったようです。
なんせ師匠は、古い形に固執せず、常に良いかけ方を探求してますから、見習いも教わった型を基本に、いろいろ勉強しなければと思いました。
師匠は、会うたびに誘導方法が変わっているのは本当です。

今までに、何人もの受講生に講習のお手伝いで会いましたが、みなさん続けているのでしょうか?
また、催眠術を生かせているのでしょうか?
ホームページを見ている皆さんには、催眠術はどのように映っているのでしょうか?
もし、あなたが催眠術を覚えたら何に使いますか?
別に特別なことはありません。
もちろん向き不向きはあると思いますが、誰でも覚えることが出来るのです。
覚えたいという理由(動機付け)があって、始めようと自分に暗示をかければいいんです。

でも気をつけてくださいよ。
この不景気で、サギ、ボッタクリもありますから、悪い催眠術師にはくれぐれもご注意ください。

今回、受講された方も、回りの人に愛されるような催眠術師を目指してがんばってください。
見習いも、がんばります。

そうそう、最近ですが福岡に引っ越しました。
当分の間、東京←→福岡を行き来してます。
よーし、天神だ、中州だ、親不孝だ、行くぞー!
見習い催眠術師、出動!



home

All Right Reserved, Copyright (c) 1999 shinichi