さて、前回の続きです。
私が3つ数えるとその男性があなたの肩を強く引っ張ります
Midoriさんに感想を聞くと、どうもイメージがうまくできていない感じです。
それなら、凝視法で行ってみるぞ
ところが・・・
4人いれば、一人ぐらいうまくいかないことはよくあるので、今回はごめんなさいですね。
さて、気を取り直してきましょう。
みなさん、自分の利き腕をまっすぐ伸ばしてください
みんな、自分の親指を見つめながら、笑ったり、驚いたりして動かない腕を楽しんでいます?
と、そこにまたもやさっきのお兄さんがのれんの向こうを行ったり来たりしながら、隙間からこちらをさりげなく(本人はさりげないつもり)覗いています。
3つ数えます、3つ数えると元に戻ります
先ほど暗示を与えなかったSanaeさんも、初めて自分の腕が曲がらないのに驚いています。
でも、のれんの隙間からの光景は、3人の女性がまっすぐに伸ばした腕を、必死で曲げようと笑いながら・驚きながら騒いでいる様子は、奇妙だったことでしょう。
良いこのみんなは、絶対にマネをしないでください!
Miwawさんと、Akemiさんがとりあえず終わったので、お次はMidoriさんの番です。
見習いの隣に座ってもらって、準備OKです。
第一印象では、今回の中では難しいかなと思っているので、慎重に行ってみましょう。
やはり最初は、被験性を試します。
3・2・1
う〜ん、反応がにぶい・・・
(一点に集中させて、眠くなる眠くなるって誘導する方法)
だめですねー、反応が悪い?
目をつぶらないときは、強制的に閉じてもらってそのまま続けるのですが、それでもやっぱりだめでした。
前よりは、かかる範囲?は広がったような気がしますが、なんせ計り様がないのでなんともいえませんが、まだまだ修行が足りませんね。
どうやら、テーブル越しで見習いの声を聞いてうつろになってる感じが見受けられます。
それじゃ、みんなで楽しめるやさしい暗示で、効き具合を見てみましょう。
4人がそろって、右腕を前に伸ばす。
自分の親指を立てて、指先をじっと見つめてください
自分の親指をじっと見ていると、他の指先がまっすぐに伸びてきます
見習いが3つ数えると、腕がまっすぐ伸びて曲がらなくなります
3・2・1、はい、腕が曲がりません
曲げようと、すればするほど、まっすぐ伸びて曲がりません
手首も、ひじも、肩も動きません
あっと、やっぱりMidoriさんは暗示に乗ってきませんね。
曲がる腕を残念そうに見ています。
1・2・3
腕は元通り動きます
しばらくして、またお兄さんがやってきました。
顔には、何をやっているのか「知りたい・知りたい」と書いてあります。
あんまり知りたがり屋さんなので、催眠誘導をやってるのさと教えてあげました。
お兄さんは、「自分も、ぜひかけてほしい」と言うのですが、仕事中にお客の席でうつろになってはまずいだろう、と言うことで止めときました。
みんなでお兄さんに向かって、「これは見なかったことに」って言いました。
パニックになったり、出入り禁止になってはたまりませんからね。
(誰がするか?)
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