「いい被験者?」

また、ずいぶん久々の更新になってしまいましたが、催眠術は実に奥が深い。
もう、何人かけたか数えるのを止めてしまいましたが、人によりその反応の違いは、それぞれあってその背景(表現が難しい)や要因を反応によって読み取ろうとしたりもするのですが、簡単には行かないのが現実です。

最近は、いい被験者?に恵まれ、誘導の成功率が非常に高くなっています。
相変わらず、かからない方にはどうすることもできないのが、悩みの一つかもしれません。
それから、ちょっと前までは、誰でも深層催眠までかけようとする傾向がありましたが、最近は中程度の催眠深度でも結構効果があるのが解ってきました。
見習いの場合は、カウンセリングを仕事としてやるわけではないので、被験者の要望も興味本位や楽しめるものが中心なので、気軽に応じることが多いです。

そう言えば、被験者はどうやって探すのですかというメールを頂いた事があります。
見習いは、ホームページで大々的に募集することはなく、友人・知人関係や自分が行く先々で話をして、興味を持って協力して下さる方が中心になって、被験者になっていただいています。
おかげで、知合いが増えていったり、いろんな話を聞けるので、楽しみの一つにもなっています。
もちろん、100%成功しているわけではないので、信じてもらえなかったり、かかっても誤解をされることもしばしばありますけど。
それも、よくあることなので慣れました。
もともと、催眠術の普及活動をしているわけでもなく、誤解を解いて回っているわけでもないので、ホームページもご覧の通り、書きたい放題のやりたい放題です。
見習いのホームページでは、実際の誘導の様子も書いているし、暗示の内容までほとんど書いているので、実際はどんなことをしているのか、イメージを解ってもらえるのではないでしょうか。
もっとも、大した内容じゃないですけど・・・

kikuchi さて、そろそろ本題に入りましょう。
今回は、見習いがいつもいく銀座の床屋さん(以前にも協力してもらっている)で働いている2名が、被験者に名乗りをあげて頂きました。

一人は以前にかかった経験のある方kikuさんと初めての方sugaさんで、銀座のカラオケボックスで施術をすることとなりました。
今回は、sugaさんが興味津々ということで、彼から始める事にしましょう。
どうやらご希望が、名前を忘れる(健忘)を体験してみたいとのこと。
それでは、早速かけてみることにしましょう。
どうやら、かかりやすそうな感じがします。
被験性を試さず、いきなり誘導していきましょう。

<<今回は特別に、誘導までの暗示を教えましょう!>>
(真似すればかかるかも?)

kikuchi 指先を見てください(集中したのを確認して)

目をつぶってください(とにかく閉じてもらおう)

体が左右にゆれます(揺れるまで辛抱だ)

体が前後にゆれます(ほんの少しでも揺れるのをじっと待つ)

体の力を抜いてください(抜けたように見受けられるまでガンバレ)

催眠状態に入りました(入ったことにしておこう)

起きてください(起こしちゃえ)

どんな感じでしたか?(感想を聞いておこう)

<これさえ覚えれば、君も「見習い催眠術師アシスタントテスト候補生」だ!!>

という訳で、sugaさんはやはりかかりが良かったようです。
(どういう訳かは内緒です)

それでは、催眠誘導本番です。
kikuさんを今度はかけてみます。
以前は被験性が高かったので、簡単に誘導してみましょう。
そう言えばお二人とも仕事帰りなので、疲れが取れる暗示でもかけてあげましょう。

見習いの手を見て
目をつぶって
深い催眠に入ります

ま、深くはないですが、催眠状態には入りました。
なんて早いんでしょう。
みなさ〜ん、これがいわゆる一つのいい被験者ですよ。
(見習いの暗示にかからなかった方、よーく聞いておくように!)



home

All Right Reserved, Copyright (c) 1999 shinichi