「上がらない・思い出せない」

さてさて、Sugaさんの今回のご希望であった「名前を忘れる暗示」を挑戦してみましょうかね。
そのまえに、基本的なとこからやってみましょう。
そうだなー、椅子に座っているSugaさんをそのまま動けなくしてみましょう。

手が足にくっついてはなれない
3・2・1
ほーら、離れない
靴を床に押し付けながら、足が床から離れない
3・2・1
背中も離れない
3・2・1
お尻もくっついて離れない
3・2・1
ほーら、動けなくなっちゃった

懸命にもがくSugaさん、まるでロープで椅子に縛り付けられているみたいだ。
しっかし、よくかかるなー。
ただ、動けないのを見てても仕方がないので、暗示を解きましょう。
3つ数えると暗示が解けます
1・2・3
もう動けますよ

うーん、不思議そうな表情だ。
よし、今度はジョッキがもてない暗示をかけよう。

目をつぶって、あなたに暗示をかけます
目を開けると、とっても喉が渇いています
目の前においしそうなビールがあるので、」それを飲みます
とことが、そのビールがどうしても重くて持ち上げることができません
暗示はそれだけです
3つ数えたら、目を覚まします
3・2・1
起きてください

見習い:あー喉が渇いたねー
Suga :そうですね
見習い:ビールでも飲もうか
Suga :そうですね、のど渇いちゃったですね
Suga :あ、あれ
見習い:どうしたの
Suga :おっかしいなー
見習い:飲まないの?(わざとらしく)
Suga :持ち上がらないんです
見習い:えー、両手で持ってみれば?(無理だと思うけど)
Suga :テーブルの上では動かせるけど、吸い付いて揚がらないんです
Kiku :どれどれ(ひょいと軽々もってみせる)
Suga :う〜ん

そろそろ、かわいそうかな?
ほら、ジョッキを見て、3つ数えると元に戻ります
3・2・1
見習い:ほら、持ってみて
Suga :おっ、持てますよ(ゴクゴク)
じゃ、今度はタバコが持てなくなるよ
タバコの箱を見て、1・2・3

見習い:ほーら、重くて持ち上げられない
Suga :そんな訳ない、あー
見習い:どう
Suga :おっかしいなー
見習い:持ち上げられる?
Suga :揚がらない!
見習い:おっかしいね?
Kiku :ジョッキより軽いんだから
Suga :だめ
Kiku :じゃあ、一本だけ持ってみたら?

一本持つ手が震えてるよ。
ずいぶんかかりがいいなー。
あっ、床に落とした。
Kiku :早く拾えよ
Suga :拾えないー

そろそろ、解いてあげますか。
3つ数えるよ、3つ数えるとタバコはいつも通り持てます

3・2・1
見習い:どう
Suga :おおっ、持てる

それでは、本日のメインイベント「名前を忘れる」を挑戦してみましょう。
以前にも書きましたが、その同僚から話を聞いて、ずーっと挑戦をしてみたかったようです。
3つ数えます
3つ数えると、自分の名前を忘れてしまいます
3・2・1

見習い:あなたのお名前は?
Suga :???
見習い:お名前は何ですか
Suga :あれ、ちょっと待って
Kiku :お前名前は、誰だよ
Suga :おっかしいなー
Kiku :あなたの名前はここにあります(手の中にボールがあるようにして)
他人の暗示もうけいれるかな?
Kiku :これをあなたの頭に投げると、名前を思い出します
Kiku :それ
Suga :あ、思い出したSugaだ
おっ、うまく行ったね

Kikuさんは更に調子に乗って
あなたの名前は、社長と同じMatuです
3・2・1

Kiku :あなたの名前は?
Suga :Matuです

かかってるよ
何でもかかっちゃうなーもー

こっちを見て、名前が思い出せない
3・2・1
見習い:あなたの名前は?
Suga :?

今日あなたはインドから来ました
3つ数えると、あなたはインドから来た
3・2・1

見習い:今日はどうやって帰るんですか?
Suga :えーと、銀座から丸ノ内線に乗って池袋まで行って、池袋線で、インド???
見習い:え、どうやって帰るんですか?
Suga :池袋まで行って、インド???
見習い:何処に帰るんですか
Suga :インド
見習い:インドに電車でいけるんですか?
Suga :だって、今日・・・池袋から・・・インド???
見習い:名前は思い出した?
Suga :・・・
Kiku :彼女に聞いてみろよ
Suga :あ、そうか

携帯電話を取り出しておもむろにかけ始める。
コールがなる

Suga :「もそもし、おれ誰だっけ」
彼女 :「・・・ガチャ・ツー・ツー・ツー」
Kiku :どうした?
Suga :なんかメチャメチャ怒ってました
見習い:だって、今のじゃイタズラ電話にしか聞こえないよ
Suga :やばいなー
Kiku :後で俺が説明しておくよ
Suga :お願いしますよ

そろそろ、勘弁してあげますか。
3つ数える
3つ数えると、暗示は解けます
3・2・1
もう、大丈夫でしょう

私以外の暗示まで受け入れてしまうんだから、被権性の高さにはビックリしました。
彼女を怒らせてしまったのは、予定外だけど・・・
今回は、ジョッキとタバコが持てない所を写真に取りましたが、その様子が皆さんにうまく伝わったかどうか?
今回協力していただいたのは、銀座にある床屋さん「マツナガ」銀座中央通り沿い2丁目あたりにあります。
男性はもちろん、女性も多く来店しているので、髪を切るついでに、感想を聞いてみてはいかがでしょうか?



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