「自己暗示のお手伝い」

さて、今回は以前被験者になっていただいた方が登場です。
その後催眠術に興味を持っていただき自己暗示の練習をしているがなかなかうまくいかないとのこと。
そこで、自己暗示の練習がうまくいくように、見習いが暗示をかけ自己暗示のイメージをより具体的に持ってもらおうと言うことです。

さて、どんなイメージの自己暗示にしようかな?
今回は、場所がなくて見習いの車の中で誘導でした。
ま、誰も来ないし静かではあったのですがちょっと窮屈だったかな。

暗示の内容は、本人が決めるので自己誘導の時のイメージがポイントでした。
自己暗示ですからやりやすく簡単な方法を取ることにしました。
赤いペンライトを用意。
まずは自分自身で赤い光を見つめ集中してもらいます。
このときちょっとしたコツがあるのですが、それは内緒です。
ちょっと省略・・・

それでは、目の前に下向きに階段をイメージしてください
一段ずつゆっくり階段を下りて深い催眠に入っていきます
そして、階段を全て下りきった向こうに扉があります
その向こう側にはいるとまばゆい光に包まれます
とても優しくて暖かい光です

ここで、自己暗示の内容を自らイメージしてもらいます
自己暗示の内容は見習いにはわかりません
このとき、なりたい自分、理想の自分、未来の自分などできるだけはっきりとイメージしてもらいます
かならずそうなれると暗示をかけます
またしても省略・・・

それでは、階段を上ってゆっくり目を覚まします
それはすっきり気持ちよく目が覚めます
感想を聞くと、イメージがはっきり出来たそうです。
後日、自己暗示はうまくいっているのか聞いてみましたが、以前より自己誘導がうまくできるようになったので、短時間で効果が上がるようになったそうです。



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