生きがい療法(注1)をなさっていらっしゃる奥山医院の奥山先生(注2)の施術を見習い自ら受ける機会があったので、今回はその話をしたいと思います。
「この人との関係が最もよくわかる過去生へ 」というグループワークで、参加者は60名程度、年齢層も幅広かったですね。60人同時に誘導していく方式です。
見習いは他のより早く催眠状態に入れますので、奥山先生の誘導では暇をもてあましてしまいます。
奥山先生の誘導がちょうど過去生のところに来たので、ここで2人目は誘導といっしょに会いに行ってみよう。
えーと、海が見える。
崖下の私の死体を見ておろおろ泣いている。
過去生を見ている最中でも周囲の音や様子もわかります。
過去生の記憶の中で、特に中間性(過去生で死んでから生まれ変わるまでの間)では重要な所です。
奥山先生が何か言ってる。
「女神様、アドバイスを下さい」
それから、「浮気をされた苦しみや悲しみを知りなさい」と言ってます。
また、奥山先生が質問してる。
少しは感じがわかりましたか?
いやー、浮気して良いよなんて約束するんじゃないよって、でもそれによって苦しんだことは私自身が予定していたことだとわかると、それでも許していた訳がわかりましたね。
これはですね。自分で自分に必要な過去生を見ることが意味があるんですね。
『袖擦り合うも多少の縁』と思っている人が多いのではないでしょうか?
これから多くの人に見習いの滝のような愛をどうやって与えたらいいのか?
グループワークの内容はほとんどしっかりと覚えています。
(注1)飯田史彦 研究室へようこそ!
(福島大学経済学部 助教授)
(注2)医療法人 愛香会 奥山医院
飯田先生の講演会のビデオです。興味がある方はぜひ見てください。
奥山先生と言えば、施術待ちの予約が2年というなかなか見ていただくのが大変な方なのですが、東京でグループワークにタイミングよく参加出来たことは奇跡的なことかもしれません。
事前に心構えや過去生を見るコツを聞いてから、誘導に入ります。
非常にゆっくり丁寧な誘導で過去生まで3〜40分かけていたようです。
(見習いもかかっていますからはっきりとははかりませんが)
見習いの誘導中のイメージを教えましょう。
そこで、お先に失礼させていただき、一人目の人との過去生に行ってみました。
おっ、ここは日本だ。
明治時代ぐらいの感じかな?
目の前に和服の女性が座っている。
誰だかはすぐにわかりますね。
ここは喫茶店の中なのかな?
なんだか嬉しい感じだな?
でもこの人とは恋人ぐらいな感じだな。
どうやら結婚はしなかったみたい。
一人目は過去生でも会っていたことが判明しました。
地中海辺りかな?
ギリシャなのかも?
白い布をまとっている。
目の前に綺麗な女性がいる。
間違いないあの子だ。
でもとっても怒っている。
凄く怖い感じ。
あれ、追いつめられてる。
後ろが崖だ。
岩を投げられた。
避けたと思ったら、崖から落ちた。
あれ、もう死んじゃったぞ。
来たばかりなのにあっけない。
どうやら私はものすっごく女たらしの浮気者で、あまりの女遊びに彼女が激怒して殺されてしまったらしい。
殺されたと言うより足滑らせて崖に落ちただけみたいだけど。
死んだ瞬間何か思いましたかって?
浮気はいけないことだ、今度は真剣に愛することにしようって思いました。
彼女が凄く後悔している。
すぐそばにいて(いわゆる幽霊のように彼女のすぐそばにいて)
「怒ってないよ」
「俺が悪かったよ」
気にしなくていいよって言ってます。
かわいそうに、彼女はずーっと私を許せなかった事と私に許してほしいと苦しんでいます。
「かわいそうだ」
ずっと彼女を見守っています。
彼女が寝ているときもずっと。
彼女の寿命が終わろうとしています。
彼女が迷わないようにすぐに迎えに行きました。
肉体をもたないもの同士はすぐに分かり合い許し合えます。
隣のおばさんはさっきからずーと涙を流してすすり泣きしています。
でも嬉しいすすり泣きなのが伝わってきます。
会場の上の階が騒がしいのも聞こえています。
でも過去生は見えています。
ここを探ることによっていろいろな原因や理由がわかったりします。
「ずーっと高く登って自分の過去生と今回の人生を見比べてどう思いますか」
「過去生は短いなー」
誰のこともきちんと愛せていなかった、今回は一人一人を愛そうって思います。
もっと上に行くんですか?
あれ、光の存在ってあの子だ??
そんなことあるのかな?
だって芸能人だよ?
でも女神のように感じる。
まいいか。
「人を愛しなさい」って言ってます。
それが今回の人生の目的でもあるようです。
自分の心の扉を開くと愛が流れ出してきました。
いや、心の扉がその勢いで壊れて外れてしまっています。
私のこころから滝のように愛が流れ出ています。
どうやらどれだけ人を愛しても枯れることがないようです。
心から愛を滝のように流すぐらい、大勢の人を愛せて言っている様な気がします。
それってどうすればいいのだろう?
私の浮気でこの子が一生苦しんだから、次回はきちんと愛してあげる約束をしています。
もう一度会いたいと互いに言っています。
「浮気の苦しみを知るために一度だけ浮気をしてもいい」と私が約束しています。
へー、そんな約束事をするんだ。
「これまでの私の人生は順調ですか?」
「女神様は順調だ」と言ってます。
後は何を聞いても笑顔しか見せてくれません。
そうですか、そろそろ終わりの時間ですか。
ちょっと分かりづらいですよね。
そうですか、昔はとっかえひっかえのスケベ男だったことがあるとは知りませんでした。
ま、すぐに天罰が下ってましたけどね。
そうか、それで今回の人生は真面目で一筋な訳です。
約束した相手とも会っていたことが判明しました。運命の出会いでとは過去生で会うことを約束している事なのかもしれないなと思いましたね。
妙に納得がいきます。
今回会うのに何百年も待ったのに、過ごした時間は一瞬でしかないとは・・・
それでも、今回はきちんと愛せたことに意味があるんだということがわかりました。
人は、他の人と関わり合いながら成長(勉強)していることがちょっとだけわかったような気がします。
『袖擦り合うも他生の縁』が正解ですよ。
今あっている人やすれ違う人も、他の生涯(過去生とか)で出会っていたり、何か意味があるようです。
そもそも与えるのかどうかもよくわかりませんが、人との関係をより大切にして行かなくてはと感じましたね。
過去生の内容はかなりはっきちと覚えていますから後でじっくり、自分なりの解釈をすればいいようです。
それから、周囲の様子が多少気になっても、奥山先生の誘導について行かず勝手に過去生に行き回っても基本的には良いようです。
個人ならそれぞれの人のスピードに合わせてくれますが、グループですから仕方ないですよね。
とはいえ楽しい経験ができました。
あなたの過去生はどんな経験をしたのでしょうか?
飯田先生講演会 (社)日本厚生協会
タイトル | 生きがいの催眠療法 | |
サブタイトル | 光との対話が人生を変える | |
著者名 | 飯田 史彦 (著) 奥山 輝実 (著) | |
出版社 | PHP研究所 | |
価格 | 1500円 | |
あらすじ | 退行催眠の先にある光が見えてくる必読書 | |
お薦め度 | 生きがい療法の具体例が読める本はこれ |